明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
2023年初めも、年末に引き続き 烏山神社 からになりました。
今年は例年以上の行列が出来ていましたが、家から神社の状況が窺える特権を活かし、列が短い時間を見計らい、元旦の10頃に、それ程並ばずに初詣をすることが出来ました。
例年この時間は空いていますので狙い目です。
1962年からは 烏山神社 に改称されていますが、私が子供の頃の1960年代後半頃までは 白山神社 と呼ばれていたと記憶しています。
正式には 白山御嶽神社 だったようです。
追記 / 2023年 1月 11日
新 春 近隣神社 特 集 -1 烏 山 神 社
年末年始と続けて 烏山神社 を紹介した折角の機会なので、15年間撮り続けた画像 ( 以前に紹介した画像を中心に ) をまとめて紹介したいと思います。
東門鳥居 / 東側拝殿正面入口 (2008年 8月 15日 撮影 )
烏山神社の創立年代、古代由緒沿革等は不詳ですが、烏山村の鎮守社は御嶽神社伝えられており、江戸幕府の行った大検地の元禄元禄地検張や、江戸末期 ( 嘉永三年 - 1850年 ) に御嶽神社を白山権現社に遷宮合祀したとの記録があり、古くから白山様として近隣の鎮守として信仰を集めていたそうです。
明治6年に村社。明治40年には神饌幣帛料供進指定社となり、大正7年に本社殿、幣殿、拝殿、手水舎、北門鳥居等の大改築が行われています。
本来は鳥居の上に取り付けるものなのでしょうか?
古い物には見えないので、新しく造りなおしたもののようです。
( 2008年 5月 3日 撮影 )
左に拝殿 一対の狛犬、右に手水舎、、拝殿の右隣に社務所、右端に稲荷社が見えます。
手水舎 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
新しそうに見えますが、意外に古い物らしく大正7年の文字が見えます。
狛犬 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
社殿から見て左側には、口を開いた「阿形」
「阿吽の呼吸」の「阿」の方ですね。
狛犬 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
社殿から見て右側には、口を閉じた「吽形」
「阿吽の呼吸」の「吽」の方です。
拝殿 ( 2008年 8月 15日 撮影 )
( 2023年 2月 1日 撮影 )
拝殿の様式は 入母屋平入り造り。
( 2023年 2月 1日 撮影 )
正面屋根に 千鳥破風 を設け、延ばした庇にむくりをつけた 軒唐破風 とする凝った造りです。
( 2008年 4月 20日 撮影 )
拝殿の後ろの部分見てみましょう。
本殿 ⇒ 幣殿 ⇒ 拝殿 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
上記の3ヶ所で神社の社殿が構成されるのが一般的な神社です。
本殿は重要な建物の割に、後方に在るので、一般の人には拝殿程意識されていないかもしれません。
本殿 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
拝殿の奥に在る本殿は切妻なので、拝殿とはかなり雰囲気が異なります。
本殿の様式は 「 神明造 」 切妻平入り、屋根形状は (「ムクミ」も「反り」無い ) 直線型
屋根 / 銅板葺き、柱・壁 / 素木タイプ
銅板葺きの屋根には 千木 と 鰹木 が載せられています。
手前には 招魂社 が在ります。
( 2008年 5月 3日 撮影 )
幣殿 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
更に目立たないのがこの幣殿。本殿と拝殿を繋ぐ建物です。
中殿 とも言い、幣殿が独立したもの。拝殿と一体になっているもの。幣殿が無い神社もあるそうです。
( 2023年 2月 1日 撮影 )
招魂社 ( 2008年 5月 3日 撮影 )
北側鳥居に移動します。千歳烏山駅方面や北烏山方面から参拝に来ると、この鳥居が正面の様に感じます。
北門鳥居 ( 2008年 4月 20日 撮影 )
( 2009年 9月 14日 撮影 )
( 2008年 5月 3日 撮影 )
北側鳥居の背後には、左から 拝殿 ⇒ 社務所 ⇒ 招魂碑 が並びます。
( 2009年 11月 5日 撮影 )
北側鳥居を潜るとすぐ右側には
昭和40年に建立された招魂碑 ( 2008年 5月 3日 撮影 )
招魂碑の前から拝殿を見る
一対の狛犬と、左に灯篭、社務所に向かう通路の脇に古い手水舎が在ります。
石灯篭 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
かなり古いものに見えます。火を灯す「火袋」と呼ばれる部分は壊れてしまったのか、新しく見えます。
手水舎 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
溜まっているのは雨水で手酌もありません。今は参拝者の手を清める役割は無さそうです。
大きさも小さく、かなり古いものの様です。
上で紹介した「教育委員会」の説明板に記されている「元文元年」らしき文字が読み取れます。
狛犬 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
この狛犬からも、相当の歴史を感じます。
社殿から見て左側なので、口を開いた「阿形」の筈なのですが、あまり口が開いていないような気がします。
狛犬 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
社殿から見て右側なので、口を閉じた「吽形」
神楽殿 ( 昭和39年完成 ) ( 2023年 2月 1日 撮影 )
真壁造り・漆喰塗の建物に、入母屋造り・銅板葺の屋根か乗る立派な神楽殿です。
神輿奉安庫 ( 昭和57年完成 ) ( 2023年 2月 1日 撮影 )
中には 下町・中町・上町 の神輿が並びます。
稲荷社 ( 2023年 2月 1日 撮影 )
( 2008年 5月 3日 撮影 )
( 2008年 5月 3日 撮影 )
( 2008年 5月 3日 撮影 )
この石碑を見ると、烏山近辺は 高橋 姓の家が多いのが頷ける気がします。
ここからは例大祭の風景
( 2012年 9月 24日 撮影 )
2日目の夜に神楽殿で行われる園芸風景。
( 2017年 9月 23日 撮影 )
( 2017年 9月 23日 撮影 )
昔は境内外の道路にも露店が出ていましたが、30年程前からでしょうか?
露店は境内だけになってしまいました。
( 2011年 9月 23日 撮影 )
( 2011年 9月 23日 撮影 )
神楽殿 、神輿奉安庫 の前に神輿が並びます。
( 2011年 9月 23日 撮影 )
( 2011年 9月 23日 撮影 )
春には境内北側の道路沿いに咲くモッコウバラが目を楽しませてくれます。
所在地 / 東京都世田谷区南烏山2丁目21-1
主祭神 / 白山比咩大神
創 殿 / 御嶽大神
合祀祭神 / 天照皇大神、菅原道真公、倉稲魂令、
境内社 / 招魂社、稲荷神社
創 建 / 不詳